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2014-03-01 12:21 | カテゴリ:書籍
こんにちは、マイクです。

東京は昨日の春のような陽気が嘘のような寒い雨の日となりました。
こんな日は家で読書もいいですね。

そういえば、クーリエ ジャポン 4月号に、とても面白い記事が載っているので紹介したいと思います。

今月号の特集は『「心が強い人」になるために。』

トレーダーにとってメンタルの強さは生き残っていくための最重要事項ですよね!

今回の特集には興味深い記事がたくさんありましたが、その中で、マイクが特に注目した記事が2つあります。

1つ目は、ギャンブラー兼作家の森巣博氏が特別寄稿した『勝利のための「負け方」を知れ』という記事。

資本主義の本質はギャンブルであると見切る氏は、40年近くにわたりプロギャンブラーとしてその「合意の略奪闘争」を生き延びてきました。
その間、いろいろな人々を観察してきたが、殆どの人たちは力尽きて消えていったと言います。

9割が負け組だというトレードの世界と似てますね。

記事の中で書かれている、「打たれ、打たれ続けるのをミニマム・ベットで耐え忍ぶ」、「攻略法・必勝法の類を買い信じるのは打つ前から既に敗者」、「確率論やセオリーは大事だが、どこかでそれらを断ち切り飛ぶ勇気も必要」というくだりも、まさにトレードに当てはまります。

氏の主張を貫いているのは、資本主義社会ではリスクを冒さないことが最大のリスクであり、リスクを取るには強い意志=思想が必要だということです。

記事はこう締めくくられます:
「思想を持たない者は勝負などしてはいけない。」

肝に銘じたい言葉ですね。


2つ目の記事は、マイクも競技者として熱中しているテニスに関するものです。

現在、男子世界ラインキング1位のラファエル・ナダル選手を取材した記事で、彼が大試合の尋常ならざるプレッシャーの中で最高のパフォーマンスを発揮するために、どうやってメンタルをコントロールしているかについて書かれています。

驚いたのは、彼がチェコで開催されたチャリティートーナメントで、ポーカー世界ランキング1位の選手に勝ったということでした。
もちろんテニスでではなくポーカーでですよ!(笑)

彼はポーカー世界王者の仕掛けるブラフにも動じず、常に「相手の目に僕がどう映っているか」に注意を払い、微笑みでそれをかわしたといいます。
この精神の安定感・姿勢の一貫性がテニスの試合でも相手に逆にものすごいプレッシャーを与えることになるのだと思います。

我々トレーダーも、回線(ネット)の向こうにいる他の市場参加者(対戦相手)が目の前に立っているつもりで、「今の自分がどう映っているか」を客観的に見るよう努めれば、メンタル的な安定が得られるかも知れませんね。


一見トレードとは全く違う世界に思えるギャンブルやスポーツにも、実は非常に共通するところがあって面白いです。

今回の特集には他にも、サブプライム危機で「世紀の空売り」をして巨万の富を手にした投資家の決断法や、「ルーティン」の重要性などがあり、どれも大変参考になりました。

みなさんもご一読をオススメします♪




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