晴れ時々相場
マイクのトレード学研究記
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2015-01-17 14:04 |
カテゴリ:指標発表
こんにちは、マイクです。
スイス国立銀行は15日、2011年9月以来設定していた1ユーロ=1.20スイスフランの上限(無制限介入政策)を撤廃しました。
この結果市場に起きた混乱はみなさんご存じの通りです。
マイクはもともとフラン系はトレードしませんし、その日は既にトレードを終えて新年会に向かおうとしていた時でしたので(笑)、良くも悪くも全く影響はありませんでした。
一国の中央銀行が、最重要金融政策の180°転換を、このように唐突な形で発表したことには、市場からも批判が集まっています。
しかし、これが相場というものですね。
大手ブローカーにも破綻したところがいくつか出てきましたし、被害を受けた個人投資家も多いことでしょう(もちろん爆益にされた方も知っています)。
このような事態が起こった場合、一番怖いのはプライスが「飛ぶ」ことです。
逆指値注文は「ティック値が条件を満たした後、成行で執行」されますから、そもそもティック間の動きが数100pipsにもなった場合、きちんとストップを入れていても、少なくともその分の損失は免れません。
更に、大量のストップ注文をシステムが順次処理している間にもどんどんプライスは動いていってしまいます。
いったいどのぐらい滑るのか予想もできませんね。
ちなみに、マイクがいつも見ているFxProのチャートはこうなっています:
【EURCHF】
■1分足

ティック値の時刻歴を見ることはできませんが、このチャートから特定のティック値の飛び幅を知ることはできます。
それは、隣接する終値と始値の乖離ですね。
大きいところでは、
■18:33 1.16122 → 1.10935 (518.7pips)
■18:42 0.95200 → 0.89215 (598.5pips)
■18:46 0.91371 → 0.84513 (685.8pips)
(時刻は日本時間)
となっており、これだけでも700pips近い飛び幅があったことがわかります。
仮にこの幅の間にストップ注文があっても、約定は飛んだ後のプライスで執行されることになります。
これは週末の窓空けでも同じことですね。
こういうことがいつでも起こる可能性があることを考えると、ポジションを保有するということは、自分の資金を戦場の砲火に晒しているようなものであることが実感できると思います。
マイクは以前から、ポジションを保有することのリスクについて口を酸っぱくして話していますが、今回のことでますますそれを強く思うようになりました。
マイクがいつも短期決戦に拘るのは、もちろん「労働時間を短縮したい」という理由もありますが、「資金をリスクに晒す時間をできるだけ短くしたい」という理由も大きいのです。
実は短期決戦(スキャル)には、リスクマネジメントの観点から、保有時間以外にも有利な点があります。
それは、
■ストップのプライスが現在値から近い
ということです。
これは何を意味するのでしょうか?
・・・?
わかりますか?
今回のように(予定された発表ではない)突発的なニュースが流れた場合、それが織り込まれていくには僅かにタイムラグがあります。
その間はまだ流動性が保たれて、プライスは連続的に変化します。
つまり、ストップ幅が狭ければ、その連続的に変化している間に大きな滑りなく決済される可能性が高いということです。
ところが、スイングトレードの場合のように、ストップ幅が100pipsくらいあったらどうでしょうか?
プライスがそれだけ動く間に変動のスピードは加速し、一気に数100pipsのスリップが生じる可能性が高まるということですね。
スキャルには「時間」と「値幅」の双方にリスクを限定するメリットがあるということがわかると思います。
自分のトレードスタイルを検討する時には、このような要素も加味して考える必要がありますね。
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スイス国立銀行は15日、2011年9月以来設定していた1ユーロ=1.20スイスフランの上限(無制限介入政策)を撤廃しました。
この結果市場に起きた混乱はみなさんご存じの通りです。
マイクはもともとフラン系はトレードしませんし、その日は既にトレードを終えて新年会に向かおうとしていた時でしたので(笑)、良くも悪くも全く影響はありませんでした。
一国の中央銀行が、最重要金融政策の180°転換を、このように唐突な形で発表したことには、市場からも批判が集まっています。
しかし、これが相場というものですね。
大手ブローカーにも破綻したところがいくつか出てきましたし、被害を受けた個人投資家も多いことでしょう(もちろん爆益にされた方も知っています)。
このような事態が起こった場合、一番怖いのはプライスが「飛ぶ」ことです。
逆指値注文は「ティック値が条件を満たした後、成行で執行」されますから、そもそもティック間の動きが数100pipsにもなった場合、きちんとストップを入れていても、少なくともその分の損失は免れません。
更に、大量のストップ注文をシステムが順次処理している間にもどんどんプライスは動いていってしまいます。
いったいどのぐらい滑るのか予想もできませんね。
ちなみに、マイクがいつも見ているFxProのチャートはこうなっています:
【EURCHF】
■1分足

ティック値の時刻歴を見ることはできませんが、このチャートから特定のティック値の飛び幅を知ることはできます。
それは、隣接する終値と始値の乖離ですね。
大きいところでは、
■18:33 1.16122 → 1.10935 (518.7pips)
■18:42 0.95200 → 0.89215 (598.5pips)
■18:46 0.91371 → 0.84513 (685.8pips)
(時刻は日本時間)
となっており、これだけでも700pips近い飛び幅があったことがわかります。
仮にこの幅の間にストップ注文があっても、約定は飛んだ後のプライスで執行されることになります。
これは週末の窓空けでも同じことですね。
こういうことがいつでも起こる可能性があることを考えると、ポジションを保有するということは、自分の資金を戦場の砲火に晒しているようなものであることが実感できると思います。
マイクは以前から、ポジションを保有することのリスクについて口を酸っぱくして話していますが、今回のことでますますそれを強く思うようになりました。
マイクがいつも短期決戦に拘るのは、もちろん「労働時間を短縮したい」という理由もありますが、「資金をリスクに晒す時間をできるだけ短くしたい」という理由も大きいのです。
実は短期決戦(スキャル)には、リスクマネジメントの観点から、保有時間以外にも有利な点があります。
それは、
■ストップのプライスが現在値から近い
ということです。
これは何を意味するのでしょうか?
・・・?
わかりますか?
今回のように(予定された発表ではない)突発的なニュースが流れた場合、それが織り込まれていくには僅かにタイムラグがあります。
その間はまだ流動性が保たれて、プライスは連続的に変化します。
つまり、ストップ幅が狭ければ、その連続的に変化している間に大きな滑りなく決済される可能性が高いということです。
ところが、スイングトレードの場合のように、ストップ幅が100pipsくらいあったらどうでしょうか?
プライスがそれだけ動く間に変動のスピードは加速し、一気に数100pipsのスリップが生じる可能性が高まるということですね。
スキャルには「時間」と「値幅」の双方にリスクを限定するメリットがあるということがわかると思います。
自分のトレードスタイルを検討する時には、このような要素も加味して考える必要がありますね。
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