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2014-11-14 23:58 | カテゴリ:質問コーナー
こんばんは、マイクです。

今日は読者さんからの質問を取り上げたいと思います。

この方は先日の仙台セミナーにも参加され、下記のようなメッセージを送ってくださいました:

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マイク様

仙台セミナーお疲れ様でした。

セミナー後に予定があったためマイクさんとお話しすることができず、非常に残念でした。
マイクさんの講義内容は非常に理論的で、今まで自分の行っていたトレードを見直すきっかけとなりました。

家に戻ってからマイクさんのブログを拝見し、非常に勉強になったことがあるので、報告します。

まずサラリーマントレーダーである私にも充分参考になる内容特に1分足トレードでも充分再現可能な方法を公開して下さっている(3種の神器)
 
次に引き付けることの大切さ。
自分は追っかけトレードで何度もやられてきたのでとても参考になりました。

そして確率で考えること。

全て当たり前のことなのですが、その当たり前のことがなぜできなかったのかが、マイクさんとヒロさんの講義でわかりました。

本当にありがとうございます。

現在1分足と5分足で検証を行っています。
引き付けを意識し短い時間でも根拠にあるところのみ入れる力を身に着けたいです。

最後になりますが、一つだけ質問があります。
3種の神器でエントリーした時のロスカットはどこに置けばよろしいのでしょうか?
もし差支えなければご指導よろしくお願いします。
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はい、ご丁寧にありがとうございます。

では今日のトレードを例にとって解説しましょうね。


今日もきれいな「三種の神器」がいろいろ出てましたね♪

マイクはEURUSDをチョイスしました。


【EURUSD】
■5分足
20141114EURUSDM5.png


うわ~、めっちゃきれいですね♪

1. 角度をもって被さってくる上位足MA
2. 上から降りてくる執行足BB+2σ
3. サポレジ転換(オレンジのライン)

いち、にい、さんで三種の神器~♪
迷わずBB+2σタッチでエントリー。


さて、本題のご質問ですが、「三種の神器」では基本的にロスカットラインは前回の高値+スプレッド(ショートの場合)・安値(ロングの場合)となります(赤いライン)。

そこを越えてしまう=ダウが崩れる=ポジションを保有する意味がない

ということですね。

今回の場合、ストップ幅は12.4pipsとなります。


で、ターゲットですが、これは人それぞれですね。

マイクは短期決戦型なので、リワードリスク比1以上で最初のラインとなるFib 76.4%で決済しました(1)。

+15.5pips


伸ばしたい方のために候補を他に3つ挙げておきました。

伸ばす場合、執行足でBB-1σを上回って確定しない限り保有するというのが基本戦略です。

それを前提にすると、Fib. Pivot S1が次の候補です(2)。

そして、Fib 100% (前日安値)が次(3)。

そして最終的にBB-1σを上回って確定したところ(4)では遅くとも決済した方がいいですね。


「三種の神器」は限界まで引き付けて入るので、ストップを前回高値・安値にしても幅はかなりタイトです。

なので、ひと波で十分リワードリスク比が1を上回ることになります。


今回はかなり突っ込んだ話をしましたね!

じっくり読み返して、みなさんもご自身で検証してみてください。


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2014-09-21 23:01 | カテゴリ:質問コーナー
こんばんは、マイクです。

前回の記事へのコメントで、読者さんから質問を頂きました。
合宿セミナーでも多数の方から質問を受けたところなので、回答をシェアしたいと思います。

コメント内容は:

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三種の神器

はじめまして、マイク博士!

市川と申します~いつも、メルマガ楽しみにしております。

只今、博士のブログとMスキャにて型作り中の初心者になりますm( . . )m

今回、改めて聞きたいのは三種の神器の条件詳細をリクエストしたくメールしました。

宜しくお願いしますm( . .)m

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というものです。


はい、お答えします♪


「三種の神器」の基本条件は:

1. 上位足のMAのエントリー方向への傾きと接近
2. 執行足のエントリー方向と逆側のBB2σへのリトレース
3. サポレジ転換

です。


但し、この条件で機械的にエントリーした場合、確かにトータルでは勝てますが、それだけでマイクのように平均リワード・リスク比1以上で勝率が8割を超える、ということにはなりません。


勝率8割超えを目指すには、

A: 上位足の環境認識
B: 執行足のローソク足のパターン認識

が必須です。


現在これを体系的に学習するための場を準備しているところです。

楽しみにお待ちください♪


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2014-09-17 20:41 | カテゴリ:質問コーナー
こんばんは、マイクです。

合宿セミナーが終了してから、多くの受講生の方々からメッセージやメールを頂きました。

「確率的に考えるとはこういうことなのかと、目から鱗でした」

「今まで漠然としていたことに一つ一つ裏付けがあったので非常に説得力がありました」

「プロファイル分析の表現方法がとてもわかりやすくてよかったです」

などの感想を頂き、ちゃんと伝えられてよかったと嬉しく思っています。


さて、そんな中に、読者のみなさんにもとても参考になりそうなメッセージを送って下さった方がいたので、ご本人の了解を得た上で紹介したいと思います:

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○○○○です。

マイクさん、先日の合宿セミナー、お疲れさまでした。わたしも参加させていただいて、ほんとうによかったと思っています。

ところで、マイクさんの講義のプロスペクト理論の件を聞きながら、ふと分かったことがありました。それは、「価値関数」のグラフを見ているときでした。

わたしのトレードルールのメンタルに関わる部分で、つぎのような2つのルールがあります。

1.逸失利益の亡霊に祟られ、後追い心中をしないこと。
2.勝った後の慢心と強欲を警戒し、PCを閉じること。

この2つですが、どうしてこの2つを必要としたのかということについてです。

価値関数によれば、損失は同額の利益より高く評価され、利益は同額の損失より低く評価される、ということが言えると思います。

つまり、釣り逃した魚はでかいということであり、反対にものにした○の魅力は褪せる(ちょっと話が違うかもしれません)ということだと思います。

逸失利益はことさら大きく思えて、なんとかそれを取り戻したいと思ってしまうし、逆に獲得した利益は小さく感じられて、もっと取りたいという強欲を生んでしまうということで、この2つはだから気をつけなければならないのだ、ということが納得できたのでした。

わたしはこんなことを考えていましたが、こういう理解でよいのでしょうか。もし時間がおありでしたら、ご返事いただければ幸いです。
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はい、まさにその通りですね!

ここで、価値関数がどのようなものか見てみましょう。


20140917200634.png


人間は逸失利益を損失と認識してしまうので、価値関数に従ってことさら強く負の感情が揺さぶられることになります。

獲得した利益が小さく感じられるのも、この方のおっしゃる通りですね。


マイクが素晴らしいと思ったのは、「講義における一般論」を「個別のマイルール」に対応させて考えられているところです。

つまり、「抽象」と「具体」のリンクですね。

こういう理解ができると、理論が使える技術として「落とし込める」ことになるのだと思います。

みなさんも、この「抽象と具体のリンクによる落とし込み」を心掛けると、学習効果がより高まるので意識してみてください♪

あ、プロスペクト理論と価値関数の詳しい話については、長くなってしまうのでまた別の機会に書きますね。


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2014-07-29 02:18 | カテゴリ:質問コーナー
こんばんは、マイクです。

先日の記事のコメント欄で、マイクがいつも使っているマルチタイムフレームの移動平均線について、「初心者」さんから質問を頂きました。

コメントを再掲すると、
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初めまして。

毎回記事を楽しく読ませていただいております。
連休中に全部の記事読みました!
とても勉強になります。

以前の記事
例えば1分足チャート上で5分足のMTF MA(ギザギザ)と、
期間を5倍したMA(滑らか)には違いがあるとのことでしたが・・・
違いがよく分からないので教えていただけると幸いです。
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という内容です。

これについては百聞は一見にしかずなので、別記事でチャートを使って説明することをお約束していました。

はい、今日の記事でわかりやすく図解します♪
質問してくださった「初心者」さん、お待たせしました!


えーっと、その前に、、、


違いがあることは事実として、何故わざわざマルチタイムフレームの移動平均線を使う必要があるのでしょうか?

ちょっと違いがあっても、似たような動きをするなら期間をx倍にした移動平均線でもいいんじゃないの?って思いません?


実は、、、


そこには大きな意味があるんです。


それは、移動平均線は各足の「終値」を使って計算されているからなんです。


世界中のトレーダーにとって、どの時間枠においても、「終値」はそれだけ意味があるものだということです!

なぜなら、その時間枠(5分にしろ、1時間にしろ、1日にしろ)において、終値はその枠の中の攻防が決着した結果だからです。

終値が決定する最後の瞬間までに、どんなに値が動こうとも、それはそのタイムフレームにとっては途中経過に過ぎないわけです。

みなさんも、例えば、長く続いたレンジを「大陽線」でブレイクし(たように見え)たので、思わず飛び乗ったら、その足が確定するまでにはまたレンジに潜ってきて、結果的に長い上ヒゲをつけたピンバーだった!という苦い経験をしたことがあるのではないでしょうか?(笑)

ある時間枠でトレードを執行するのであれば、基本的には足が確定するまで何が起きるかわからないということですね。


その終値に対する注目度は、長期になればなるほど強まります。

特に、日足の終値がどこに位置しているかということは、短期トレーダーからスウィングトレーダーまで、全ての参加者が注目するところだと思います。


余談ですが、ここで問題になるのが、ブローカーによって日足が区切られる時間が違うということです。

これは単純に、そのブローカーのサーバーがどのタイムゾーンを採用しているかということに依存します。


一方で、世界中のプロが注目しているのは、何と言ってもニューヨーククローズ時点のプライスです。

外国為替市場で言うニューヨーククローズとは、現地17:00のことです。

ちなみにニューヨーク株式市場のクローズ時刻16:00とは異なるので注意が必要です。


ニューヨーク時間17:00で日足が区切られるためには、サーバーのタイムゾーンではその時点が00:00であることが必要です。

マイクはその条件を満たすブローカーのMT4を使うようにしています。
これについては以前の記事にも書きましたね。
憶えてますか?


さて、前置きが長くなってしまいましたが(笑)、マルチタイムフレームの移動平均線と、期間をx倍にした移動平均線とが、どのぐらいの差異を生じうるかを図解したいと思います。


このような検討をする場合には、極端なケースをスタディすることが理解の助けとなります。

下の5分足チャートをご覧ください:

■5分足
mtfmatest5m-1.png

うわ~、めっちゃ下ヒゲだらけのチャートですね!(爆)

これを1分足で見るとこうなっています:

■1分足
mtfmatest1m-1.png

ちょっと眩暈がしてきますね。(笑)


ここで重要なのは、1分足ではレンジの下の方にプライスが停滞している時間が長いにもかかわらず、5分足が確定する時にはレンジの上限まで戻して決着しているということです。

では、5分足に20期間のMAを引いてみましょう:

■5分足
mtfmatest5m-2.png

MAは、途中どんなに値が下がっていても関係なく、レンジ上限にある終値に対して計算されています。
なので、MAの位置はレンジ(ヒゲ)の中で上限に近い方にありますね。

では、1分足に20期間*5=100期間のMAを引いてみましょう:

■1分足
mtfmatest1m-2.png

1分足のMAは、1分足の各終値に対して計算されるので、5分足のMAを算出する際には使われなかった、レンジ下限で滞留している値が、かなりの重みで影響してきます。

なので、MAの位置はレンジ下限付近になっています。

では、この1分足チャートに、マルチタイムフレームの5分足20期間MAを加えてみましょう:

■1分足
mtfmatest1m-3.png

どうです?
全く違う位置になりましたね?

このように、長期足で上ヒゲや下ヒゲが連続するような場合や、急激なトレンドが出たような場合には、マルチタイムフレームの移動平均線と、期間をx倍にした移動平均線との間には、無視できない差異が生じてきます。

MAをエントリーやエグジットの目安とする場合には注意が必要ですね!

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2014-02-02 17:13 | カテゴリ:質問コーナー
こんにちは、マイクです。

今日は前回の記事に読者さんからいい質問がありましたので取り上げてみたいと思います。

質問の内容は下記です:

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マイクさん、さすがです。。。

GOLDの利確が4時間MAとなっていますが

4時間で認識できるネッグライン(1250.8付近)が怖くて自分ならそこで利確してしまいそうです汗

「1時間足を見るとチャートの左側は陰線一本の下落で抵抗となる節がありません」
という記述から、このネッグラインはあまり意識されてないという判断をされていたということでしょうか・・・?
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さて、みなさんはどう思われますか?
ご自身のチャートを出して見てくださいね。

自分の頭で考えてみることが重要です♪


マイクの考え方はこんな感じです。

まず4時間足を見てみましょう。

【GOLD】
■4時間足
20140202goldh4.png


確かに4時間足で見るとネックラインでのサポレジ転換になってますよね。
ショート目線としては4時間MA抜け失敗と併せていい売りポイントになると思います。


さて、マイクの今回のトレードは5分足のひと波を取りにいくものなので、この上昇の勢いがどこで止められそうかと考える時、もう少し細かい値動きを見ます。

15分足を見てください。

■15分足
20140202goldm15fig.png


ネックを付けたところの保ち合いで、まず買い勢力が勝ちました。

その後ダブルトップを形成する形でプライスが落ちてきますが、買いが勝ったところではまだ買い圧力が残っていますので攻防となります。
しかし結局、今度は買い圧力を粉砕して売りが勝ち、下落していきました。

このように売り買いが攻防した価格帯(黄色の部分)は抵抗帯として機能するので、次には上昇した価格が止められるレジスタンス帯として働くと予測できます。

それがちょうど4時間MAの上に位置していたので、4時間MAまでは到達するだろうと考えたわけです。


もちろんこれはマイクの見方ですので、人それぞれ違った見方があってよいと思います。
正解のない世界ですからね♪


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